シャーッ!

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ひまな日曜日。娘その2が、庭でマタタビを焚いた。
すると・・・。もう数分もしないうちに、3びきの猫が!
個人・・・いや、個猫差があるようで、マタタビを嗅ぐと、もういてもたってもいられなくなっちゃう猫と、ふーん…程度で気に留めない猫がいるようだ。
ふだんはびくびくしながら物陰からうかがっているような子たちが、目をまんまるに見開いて、そわそわとやってくるのがなんとも可笑しい。

その中でいちばん大胆だったのが、このペンギンくん。
しかも、娘の話によれば、この白黒一族は、ふだんはこの辺りではなく数本先の路地にたむろしているらしい。
どんどん近寄ってきて、あおいでいた団扇をなめはじめた(ああ、もうこれですし飯をあおげない)。
しかし、そこは気の強いノラ。ちょっと手を出そうものなら、
シャーーッッ!!
・・・・と、牙と爪をむく。
こわーい!

人を恐れるくせに、まるで人をなんとも思わぬ態度。
どんどん側にやってくる。
りっぱな猫だが、痩せているので、ハムをやろうとつまんで顏の前に出したら、
シャーーーッッ!!!
バシーン!!
・・・・と、ものすごい猫パンチとともに、ハムは飛んでいった・・・。
娘とわたし、しばし呆然・・・。

猫は何匹も飼っていたが、こんなに迫力の猫パンチは見たことがない。
幸い、爪先は私の指をかすめただけだったので怪我はしなかったが、その風だけでもすごさがわかる。ああ、当たらなくてよかったぁ〜。

だが、さすが猫! 飛んでいったハムのことはもう一瞬で忘れたらしく、探しもしない(笑)。
猫はどうも犬などにくらべたら格段に嗅覚は弱いようで(マタタビは別!)、すぐ目の前にあるものにも気づかないことがある。
目も悪い・・・のかと思うが、動くものは見逃さないから、単に注意力の問題なのか?
このあと、このペンギンくんに飛んでいったハムのありかを教えてやるのに苦労した。
だって、「そこ!」と、手をのばすと、
シャーーッッ!!
・・・・。
仕方ないので、もう一枚持ってきて、前に落ちたハムの側に投げてやった。
その後彼は、三枚目をもらえるまで、ここでしばらく待っていたのであった。
翌日には、縁側にあがっていて、猫嫌いの母に追い出されたらしい(笑)。

その夜のこと。
二階から息子がすごい勢いで駆け降りてきた。
「おかん、おかんっ!」
(時々ふざけて尻上がりに呼ぶので、悪寒、に聞こえる。やめてくれ。)
「今、柿の木になんかのぼってた! シャーッって威嚇して逃げてった!」
「猫?」
「猫じゃなかった!顏に白いしまのある、イ、イタチ?でもタヌキ?でもなくて・・・」
・・・もしやそれは・・・。
それは、ハクビシン。噂には聞いていたが、まさかうちの柿の木に現れるとは!
果実を好むらしいので、まだ青い柿の実を食べに来たのだろうか?
ネットを見ると、駆除のHPもある。繁殖力も強く、屋根裏などに入り込むとやっかいらしい。
嵐の晩からしばらくネズミに滞在されたことがあるわが家は、ハクビシンは・・・ちょっとご遠慮願いたい。
でも、やっぱり本物みたさに、何度も夜の柿の木を見上げているこの頃なのである。
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Commented by z at 2008-07-09 14:41 x
 そんなに近所までハクビシンが来ているとなると、界隈の猫のみなさんも安心していられませんねえ。大変だなあ。
Commented by rikakokoro at 2008-07-09 16:17
Zさん、そちら界隈ではハクビシン屋敷になりそうな空き家がたくさんあるじゃありませんか。
ビワの木とか・・・。
それにしても、マタタビで遊ぶのはおもしろいですよ。
何匹集まるか、大々的にやってみたいのですが、たき火禁止だしね。
Commented by YUKI-arch at 2008-07-10 17:24 x
マタタビ、タイタ
ってゴロィィですね、
日々日常が天国極楽です。
Commented by rikakokoro at 2008-07-11 23:12
ハクビシン以来、どうも庭に猫の影がなくなった気がするのは気のせいかしら・・・。
YUKIさんのお隣のM市にいたころは、住宅地にタヌキが出没したりしてましたが・・・。
都会ではインコが繁殖したりもしてますから、けっこう住みやすいのかも。
by rikakokoro | 2008-07-09 12:38 | どうしょくぶつ | Comments(4)

長井理佳。童話作家で作詞家。仕事歴は以下のプロフィールのページにあります。


by RIkaNagai
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