すきなこと
2006年 04月 01日
うちの子どもたちはそれぞれ絵を描くのが好きだ。
小さい時から、紙とエンピツがあれば、電車の長旅も、待合室も、レストランの待ち時間も、退屈することがなくて楽だった。
それぞれ個性がまったく違って、おもしろい。
下の娘はストーリーのある絵を描くのが好きだ。夕方ご飯ができあがるまでや、食べて片づけたあとのテーブルで、得意の紙斜めポーズで描き続ける。
そのへんにある紙・・・広告の裏だったり、破ったノートだったり、コピー用紙だったりいろいろだ。
気が済むまで描くので、私が買い物に行ってあっちこっちうろうろして、帰ってきてもまだ同じ紙を描いていたりする。
細かい絵なのだが、たぶん彼女にとってくつろぎのひとときに違いない。
これはうさぎの国?の、どこかの駅の前だと思うのだが、ヨーヨーを披露するウサギ、駄々をこねる子ども、山帰り?の2匹連れ、モデルとカメラマン、スリとすられる人までいてやたら楽しい。(絵をクリックすると少し大きくなります)
大人になっても、そんな風に絵を描いていられたら、きみは十分人生を楽しめるよ。
私がもっと出世したら、お話の絵を描いてもらいたいんだけど、どう?
うんうん、それで?とそのつづきを聞きたくなってしまいます。
安野さんの旅の絵本を見ているときのような
ヒロヤマガタの絵を見てるときのような
くくくとかニヤニヤとかしながら眺めて、
えもいわれぬ、わくわくする感じ。
物語の場面がいたずらみたいに隠れていたりして。
あの本を見ていると、さらさらと絵が描けるってほんとうにいいなあ、うらやましいなあと思うのです。
私は赤羽末吉さんの絵も好きなのですが、「おへそがえる ごん」って絵本、いいんですよ。巻物みたいでねぇ。
ちなみに柄の中で散歩させてる鎖につないだ生きものは、犬なんですって・・・・ははは・・・。