おしごと そして心の引き出しにいろいろ

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エースひかりのくに11月号の見本誌が届きました。
5ページのおはなし「この おとしもの なんだろう?」が載っています。
絵は、大好きなアンヴィル奈宝子さんです。
どこか懐かしくあたたかいアンヴィルさんの絵は、登場人物の表情が細やかでかわいい!
ひとりひとりの心の中がわかるようで、脇役に至るまでいつもじっくり見てしまいます。
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夏がひと段落したころから、自分の引き出しにスースー風が吹いているような心許なさを感じ、不安なスキマを埋めるように、本を読んだり映画を見たり、遠出をしたり、音楽を聴いたり、お散歩をしたり、を心がけはじめました。
そういうことはもちろん、心がけなくても日常のことでなくてはならないのですが、放っておくと加速してどんよりムードになってしまう。
そんなこんなで敢えて意識しはじめたインプット作業ですが、やっぱり心を元気にしてくれます。

幸い近所にユジク阿佐ヶ谷というミニシアターがありまして、なかなか魅力的な映画をたくさん上映していてうれしい!
最近見た「悲しみに、こんにちは」というスペインの映画。とてもよかったです。
主人公は上の写真右の、フリダという少女。この子の心の動きを、ていねいにていねいに、ものすごくていねいに追って行くのですが、カメラワークがあまりに自然で、子どもはまったく演技をしていないように見えます。
たぶん、見ている人はいつの間にかどこかしら自分自身の中にいる子どもに重ねていくでしょう。
カタルーニャの美しい自然とはちょっとちがうけれど、子どものころ、一人で裏庭や塀の上や、野原や海辺で遊んでいた時の、孤独と、ドキドキするような生きている実感が蘇りました。
いろいろなシーンを思い出すと、まだ心がじーんとしてきます。
そして、左側のおチビさん、アナがまた、子どもの愛らしさをすべてつめこんだゴムまりのような可愛さで、フリダとのコンビネーションが絶妙なのです。
久々に、小さな子を「抱っこしたい!」と思いました(笑)。ずっしりとしてやわらかい幼子の感触がなつかしい〜。
監督のカルラ・シモンさんはこの作品が長編デビュー作とのこと! 次作が楽しみ。

ユジクでは噂の「カメ止め」も上映中ですが、なかなか行けない。小さなシアターで、油断するとチケット売り切れで入れないので、気をつけねば。

明日は、編集者さん、画家さんとともに数年越しの絵本企画の会議へ。
作りかけては崩しをくりかえし、ようやく良い感じのシルエットが見えてきました。
居酒屋なので、いつも最後は良い感じにほろ酔いになっちゃうんですけど。

心の引き出しもようやくスースーしなくなったし、あれやこれや、ワクワクしながらのぞみたいものです。

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Commented at 2018-11-11 15:47 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by rikakokoro | 2018-10-28 18:11 | おしごと | Comments(1)

長井理佳。童話作家で作詞家。仕事歴は以下のプロフィールのページにあります。


by RIkaNagai
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