9月18日発売の、教育音楽小学版 (音楽之友社)の付録楽譜およびとじこみCDに、「いくつもの一瞬」二部合唱(長井理佳作詞・桜田直子さん作曲)が収録されました。
<卒業式/音楽会の合唱曲 ベスト・セレクション 範唱+カラピアノCD付き>*収録曲は以下の通りです。
一歩(二部合唱)中内祥子作詞|理子作曲|ruriko編曲つばさにかえて(二部合唱)弓削田健介作詞・作曲ひらり、(二部合唱)山崎朋子作詞・作曲つむぐ思い(二部合唱)栂野知子作詞・作曲MUSIC(二部合唱)弓削田健介作詞・作曲Adventure(二部合唱)古宮真美子作詞・作曲いくつもの一瞬(二部合唱)長井理佳作詞|桜田直子作曲虹の麓の宝物(二部合唱)筒井雅子作詞・作曲ぼくにはわかる(二部合唱)高崎乃理子作詞|横山潤子作曲
みんな毎日、さまざまな選択をしながら生きています。
大きな選択、小さな選択、気づかないだけで自然にしていることもあれば、最後の最後まで迷うこともある。
自分はこうだと思うんだけど、こっちを選んだら人はどう思うかな?とか、だれかの意見が気になって、本心は違うのに、こっちを選んでしまった、とか、そういうこと、誰にでもありますよね。
自分にしかわからない心の浮き沈みの中で、揺れ動いているものです。
わたしなんかこの歳になっても優柔不断で、つい人目を気にして選んでしまう一瞬がたくさんあります。
時々自分に言い聞かせないと、すぐに気弱な方へ流れてしまう。これはもう、ある意味癖というか、そもそもハンドルがちょっとそっちに曲がってるというか?(笑)
一度しかない人生だから、しっかり自分の舵をとって、自分の行きたい方角を、自分の本心が喜ぶことを、選んでいきたいものですね。
偉そうな歌詞を書いているようですが、わたしの書く歌はいつもどこか自分に重なっているので、頼りない自分に語りかけながら書いていたりします。
桜田直子さんの繊細な心遣いは、ピアノの間奏や和音、旋律にそっと隠されて、歌詞をより引き立ててくださっています。
伴奏をする方にはよくわかるでしょうが、そうでない人も、どうぞ注意して耳を傾けてみてください。
2番に、
♪夜間飛行の ランプまたたき
そ知らぬ顔で 消えていったよ
夜空にうかぶ 星にまぎれて
ぼくの心も 見えなくなった♪
という歌詞があります。
先日、旅先の蓼科で満天の星を見上げた時、ふとこの歌詞が思い出され、すでに書いた後、歌になったあとなのに、ふたたび実感となってよみがえってきました。
ああ、子どもの頃から、変わってない自分!
光年スケールの星の下では、大したことないのかもしれないけど。
いつも最善の選択ができるわけじゃない。でも、過ぎてみればどんな一瞬も必要だったようにも思えます。
さまざまな気持ちを経験するということが、人生の醍醐味なのかもしれません。