なつかしのいちごえほん
2013年 10月 17日
その前年の「第二回いちごえほん童話グランプリ」で佳作に入ったので、その後受賞者に声がかかったのです。
うれしかったなあー。
その後、'90年11月号と、'91年10月号にも載せてもらえました。
「おかあさんがこどもに読んできかせる★サンリオの童話雑誌」とうたわれていたように、気取っていなくて、変に大人を意識していなくて、表紙などが華やかな雰囲気なのに対して、中身にはどこか素朴さの漂ういい雑誌でした。
ああいう雰囲気の雑誌は二度とないですね。MOEなんかは大人っぽくてまたぜんぜん違うし・・・。
うっすらとしか覚えていないけれど、いちごえほんの童話賞の授賞式でお会いしたやなせたかしさんは、オシャレでにこやかで、颯爽とした印象でした。
当時の私はむしろ、ファンだった立原えりかさんにお目にかかれたことに舞い上がっていましたが・・・。
1970年代〜80年代のアンパンマンが連載されていたという、初期のいちごえほんは、私は読んだことがありません。その頃のは、やなせさんの絵が表紙を飾っていたのですね。
この写真の表紙はすべて黒井健さんですが、おおた慶文さんのときもあったなあ。
なつかしい・・・。
それにしても、もう20年以上前のことなのか。今もこの仕事をしていられる原点です。
ずいぶんゆっくり歩いてきたものです・・・。やめなくて良かったと今は思うけれど・・・。
点線みたいな細道だったなあ〜。途中でどこを歩いているんだかよく分からなくなったりして(笑)。
当時、原稿をやりとりしていたのは、編集プロダクションD社のNさん。私よりずっとお若かった。
そのNさんと、数年前にとある懇親会で20年近くぶりにお会いして声をかけられ、すっかり出世なさっていたことに驚くとともに、覚えていて下さったことに感激しました。
そして今、ふたたびD社からいただいたお仕事を執筆中。ご縁を感じます。
94歳。
最期まであんなににこやかで、ユーモアたっぷりで、そして子どもたちに必要とされて、ご病気を抱えていたとはいえ見事な人生の終え方。心の澄んだ方だったからに違いありません。
ご冥福をお祈りいたします。
やなせ先生のあんぱんまん、強さだけではない、特別なヒ-ロ-でしたね。
自分の顔を食べさせて元気付ける・・・娘が怖がりながらも何度も読んでたな~。あと、ライオンの出てくる絵本があったはず・・・わかりますか?好きだったのに、本棚にないのです・・・。
私は「手のひらを~♪」の歌も大好きでした。
ご冥福を、お祈りします。
ライオンの絵本は「やさしいライオン」ですね、きっと。
やなせさんの本領は、こういう叙情的な絵本や詩にあるんだなあと思います。
ありがとうございます!
胸がきゅ~んとなる おはなしでした。
いちごえほんは かわいい名前とやわらかな雰囲気の表紙にひかれて、(たしかオマケ?にも惹かれて・・笑..)買い求めた記憶があります。
rikaさん空間におじゃますると、
ちいちゃいけれど大事な、忘れかけていた かけら、
みたいなものを 想い出せたりします。うれしいです。