青空の下で本を売る
2016年 05月 06日
最大級の児童書のお祭りです。
60社以上の児童書の出版社がテントを連ね、全て2割引で販売します。
今年から作家団体も参加できることになり、私の所属する日本児童文芸家協会も、5月4日に出店してきました。
4日は朝までは雨模様。どうなることかとハラハラしましたが、1時間遅れて幕が開いたころには、ピーカンの青空で、日差しサンサン! おまけにすごい風!
本を買うにはとってもお得なこのイベント。毎年楽しみに来る方、動物園や美術館をめぐったあとの方、とにかくすごい人出で、とてもにぎやかでした。
店番の作家たちは、各自出版社のブースから自分の著書をもらってきて、サイン販売をしました。
日ごろ黙々と原稿に向かうばかりで?(笑)シャイな作家たちも、がんばって声を出しました。
昔、コンビニでアルバイトしてたときのことを思い出しました(^^)。
自分が売ったのは昨年出した「まよいねこ ポッカリをさがして」(アリス館)だけだったのですが、何とか自分がいられる時間内に手持ちを完売。
編集者さんに顔向けできて、よかった・・・。
お孫さんやお子さんに買ってくださった方や、猫好きの方。
立ち読みして気に入ってくれた女の子。
買わなかったけど、夢中で半分ぐらい店先で読んで、名残惜しそうに去っていった女の子には、思わず「図書館にもあると思うから、続き読んでね!」と声をかけちゃいました。
作家がこんなに必死に?自分で本を売るっていう作業、考えてみればそんなにない機会です。
本を売るって、たいへんなことなんだなあ・・・と心から実感しました。
人任せにばかりせず、もっともっとがんばらなくては、としみじみ・・・。
そして、子どもたちに喜んで手にとってもらえる本をもっと書かねば!と、気持ちを新たにしました。
立ち読みの女のコ、つづきを読んでくれるといいですね。
親子フェスタ、何度か行きましたが、いつもピーカンでひたすら暑いっていう印象です(笑)。
私は、売る側で参加した事はないので、いつかそっち側になれるよう頑張りたいですー。