あめおばけ という絵本
2014年 01月 27日
絵は、梅田千鶴さん。
一度『オールリクエスト』のシリーズ(それも月刊)で復刊していただいたが、月刊絵本の宿命で、そのまま本屋さんに並ぶこともなく、月日が経ってしまった。
この本が、ふしぎと子どもの心に残ったらしく、今も時々「子どものころ読んだのですが」「幼いころ、うちの娘が大好きでした」とありがたいお問い合わせをいただいたり、さし上げたお友だちから「まだ子どもの本棚に入っているのよ」と聞いたりする。
先日は、作家の光丘真理さんにお会いした時、「うちの娘が子どものころ大好きだった」と伺って、本当に嬉しかった。
さっきはうちの娘2が、「お母さん、あめおばけってもうどこにも売ってないの?」と尋ねて来た。彼女にとっては「お母さんの絵本の中であれが一番好き」なのだそうだ。
娘2をふくめ、普段うちの子たちはあまり私の仕事に感心がないような感じなので、そういう積極的発言はちょっと珍しくてうれしい。
そして、「この前検索したら、今も探してる人けっこういるよ」と言うので、やってみたら、なつかしい本としてブログにのせてくれたり、「あの絵本なんだったか知りませんか?」と尋ねている方もいる。
とある質問サイトで探して下さっていた方は、こんな「記憶」を挙げていた。
・小さな女の子が森で迷子になる
・カッパ?と出会う
・カッパが虹の春雨を作ってくれる
・雨が降る
・・お、惜しい・・・。カッパじゃなくておばけなのよ〜〜ん!!
幸い、答えて下さった方が私のブログをリンクして下さっていた。
ほっ・・・(-_-)。
でも、もう売ってないの(涙)。ごめんなさい〜。
この絵本がこんなに記憶に残るのは、ひとえに梅田千鶴さんのかわいらしいキャラクターと、最後にどーんと出てくる「あめのひのサラダおばけふう」の美味しそうな絵のおかげだと思う。
「にじいろのはるさめって、どこかで売ってないの?」と聞かれたこともあるし・・・。
とにかく、子どものころの記憶に残ってくれているというのが本当にうれしい!
ずーっと忘れていたとしても、何かの拍子に、ぽっ・・・と思いだしてくれたりすることがあるのかもしれない。
復刊ドットコム、にでもリクエスト出して見ようかなあ。。。作者からってのもなんだけど。。。
すばらしい! うらやましい!
ぼくは、「エルマーのぼうけん」が、そういう存在かなあ。
ぼくの「ドラゴン好き」も、エルマーから始まったのかも・・?
http://www.fukkan.com/list/rsearch?search%5Bname%5D=あめおばけ
あめおばけは隠れファンが多い絵本で、今も時々問い合わせをいただきますが、残念ながらお売りできる在庫がありません。私に復刊できる力があればいいのですが、なかなか難しく・・・。
図書館で置いているところがあるかどうか・・・あとは古本屋さんで探すほかないかもしれませんが、「復刊ドットコム」でリクエストをしてくださった方がいて、私も作者として手前味噌ですが自分でコメント&投票しています。よろしければぜひお願いいたします。